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マルカの家「住み心地」通信

体感ハウスでの話。

2019年11月13日(水)

日々の住み心地

「一条工務店が勧める家ですが、全てに断熱性能がいいらしいのです。なのに床暖房が標準なんです。おかしくないかと聞くと、家の性能がいいから床暖房だけで充分なのだと言われる。腑に落ちないのですが…」

「ダントツの断熱性能」でありながら「全館床暖房」を装備する家づくりがおかしくないかと疑問をもたれたお客様との話。

「サッシも樹脂のトリプルガラスが標準で、しばらくすると国の標準もそうなるのだそうです。本当なんですかね。重いだけの気がするのですが、窓は開け閉めするものだし…。」


窓ガラスのご質問では住んでみて比べてみての違いのお話をする。

私の自宅は6年前の外断熱リフォームでLOW-Eペアガラスに。桑名体感ハウスではリビングにLOW-EペアガラスのサッシとLOW-Eトリプルガラスのサッシをどれだけ違うものかと実験的に混在させた。

冬、外の気温は0度、屋内は20度の時、ペアガラスとトリプルガラスの屋内側の表面温度の違いはおおむね2度前後だ。(ペアが11度でトリプルが13度といったところ]どちらも普段の生活で結露はしないし、居心地に大差はない。自宅との差も感じない。


「ダブル断熱の家づくりとは性能が劣るのではないですか、外断熱だけの家だと…?」内外ダブル断熱と外断熱との違いを問われるお客様がみえる。

外断熱と内断熱を合わせて、壁や小屋裏の断熱性能の数値を高めるために行う手法だ。これも造ってみて、そして住もうとして分かった事がある。

過ぎると住み心地の部分と引き換えることが分かった。自宅は基礎50ミリ、壁50ミリ、屋根80ミリの外断熱のみ。桑名の体感ハウスは壁と屋根に100ミリの充填付加断熱を加えた。

外断熱の施工とともに、壁内空間にGW断熱材を入れボードで閉じてみると、工事中にもかかわらず内壁面が思った以上に吸音をし、会話音に違和感をおぼえた。同時に生活時には冷暖房の壁面での跳ね返りが気になるのではと思った。


桑名の体感ハウスは壁面の付加断熱を中止した経緯があった事をお客様にお伝えしている。

ZEHを望まれないのであれば、「涼温な家」では壁の付加断熱は必要がないことをお伝えし、お勧めをしないようにしている。住みにくく感じた。


「今の家は夏暑いのでエアコンをかけ過ぎると跳ね返りがきつくって辛くて止めてしまう。しばらくするとどうにもならなくてまたかける。梅雨時期は空気も湿気もたまった感じで空気が動かずベトベトとしている。よくカビる。」そう語られる奥様がたが多い。

「涼温な家」ではこのような事にはならないことをお話しするが、上記のように付加断熱をすると過ぎることで、夏.冬に冷暖の輻射熱のストレスを感じるケースがあることをお伝えしている。


松井さんが新本の中で書かれている。

ご自宅とZEHレベルに断熱性能を上げた長男さん宅を2年近く住み比べて分かられた結論をこう述べられている。

「これから建てる「涼温な家」の断熱性能は、すでに述べたように「平成28年省エネ基準(省エネ等級4)」を満たし、相当隙間面積を0.3前後以下にして、窓には樹脂LOW-E複層ガラスを用い、遮熱対策を行うならば感動的な住み心地が得られると断言できるということだ。

HEAT20のグレード2レベルを求める必要はない。ましてや、「ダントツ性能」は全く必要ないどころか、かえってマイナスだ。」

「涼温換気」が家の断熱.気密性能の差による影響をほとんど解消してしまう。だから「涼温な家」では気密性能は換気との関係で大事だが、断熱性能の数値にこだわる意味があまりない。換気と冷暖房の方法の影響の方が大きいからだ。」「気になったのは、息子の家で感じる放射熱(輻射熱)だ。放射熱は寒冷地では歓迎されても、温暖地ではストレスになりかねない。中間期にも感じるこの熱は、夏にはエアコン嫌いの人が一番嫌がる痛いような冷感を増幅し、冬にはほてり、のぼせ感となって意識させられることになる。「涼温な家」ではせっかく空気が気持ち良いのに、輻射熱が気になるのはストレスだ。」と。


大きな窓が欲しいと望まれるお客様との話。

トレンドの話になるが、サッシメーカーとともに多くの造り手が「これからのトレンドは大開口だ。」と、眺望や採光をより良くしたいとして、軒天と居室の天井が、またウッドデッキと居室床が共に連続するといった大開口、大空間を売りにする。最近のLIXIL、YKKAPのセミナーに参加した時の話もそうだった。時代はトリプルだ、大開口がトレンドだと言う。住まい手のトレンドとして数値で示せない「空間の質」を求めるお客様が増えてきたと説明していた。

はたして「住み心地の質」はいかなるものかと思う。

ガラスに頼る遮熱には限界がある。外気で汚れる窓ガラスの掃除も大変だ。


トレンドの話の続きになるが今後の次世代住宅についてだ。

『国が推し進める省エネルギー住宅について。

「さらなるトレンドになるのか、これからの「五つ星住宅」や「IOT次世代住宅」に住むことが幸せなのか。

住み心地に直結する換気や冷暖房までも一次エネルギー消費の優劣として消費電力の多少で横並びに評価する「五つ星住宅」。

「スマートハウス」、「ゼロ・エネルギー・ハウス」に次ぐものとして、国交省が力を入れ始めた「IOT次世代住宅」。全ての家電や設備を「エコーネット」でつなげ、スマホ対応のHEMSで管理することで住む人を幸せにするのだという。


老後を支えてくれる一番確かなもの、そう確信できる終の棲みかに住む人は幸せだ。

住み心地の良さほど高齢者の自立支援に役立つものはない。

季節を通して快適な家ならば、動くことが苦ではなく、生活が楽しくなる。感性が豊かになる。そんな家こそが、健康寿命を延ばす。在宅介護になった場合でも、臭いが気にならず、空気が気持ちよく、どこも不快な温度差がなければ、介護に携わる人たちのストレスが少なくなる。「次世代住宅はかくあるべきだ。」』と松井さんは新本で問う。同感だ。


株式会社マルカ 近藤元和


近藤元和

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